休職、復職のしやすさがある

介護職に転職をすることのメリットは、いくつか考えられます。
代表的なものとしては、育児休業が取りやすくなるという点が挙げられるでしょう。

女性割合が非常に高いのがケア業界の特徴であり、それゆえに、多くの介護施設で職員が育児のために長期休職をすることに対して理解があると言えます。
普通の会社ではまだ育児休暇を取ることに抵抗感を覚えてしまう場合もありますが、介護の世界では抵抗感は薄いと言えるでしょう。
育児については積極的にバックアップをしてくれているところもあるので、罪悪感を感じる必要もないのです。
同僚も理解してくれるケースが多く、その点でも不安はないと言えるでしょう。

また、休職がしやすいと同時に復職がしやすいのも大きいです。
仕事の内容は数年経っても基本的なところはほとんど変わる部分がないので、休業明けにもまた以前と同じように働いていけます。
IT業界なら、一年も休めばプロジェクトが完全に変わってしまって仕事についていけなくなる可能性があり、時には使用するプログラミング言語からして変更になることもあるかもしれません。
変化についていけなくなり、休業がそのまま退職につながるケースは少なくないようです。
介護の世界ではそうした問題はなかなか起こり得ません。
ブランクが何年あろうとも、また問題なく現場復帰はできる可能性が高いのです。

したがって、プライベートを優先させたいと考えているなら良い業界かもしれません。
休みが必要なときには休んで、また働きたくなったら復職をして、というスタイルで生活をしていくことも可能だからです。
若い世代の新しいライフスタイルとも相性は良いはずです。